TOGEたろのブログ

とある大学生が日々感じたことを思いついたまま残します

5/27 現状維持バイアス

 

こんばんは。

みなさんスマホなどでサブスクのサービスソシャゲを利用していますよね。

これ、一度はまるとなかなか抜け出せなくなることってあるよねぇ!?(こうへいくんとゴンちゃん風)

もしくはそこまではまったわけではないけど、なんかこのままでもいいかといってそのままサービス継続しちゃうことも。

これには現状維持バイアスというものが関わっているんです。

今日はそんな現状維持バイアスという言葉についてまとめていきたいなと思います。

 

そもそもこの現象に興味を持ったのは「スゴい!行動経済学という本を読んでからです。

自粛期間に入りつつあった今年の3月ごろこの本を購入しました。

理由は中身になんとなく興味があったのと、単純に予定もなくなって暇になったからですね。普通だったら本なんてまずめったに買いません。()

 

この本では、人々がソシャゲにはまる理由、サブスクが普及しつつある裏側の企業の戦略などなど行動経済学という分野が人々の意思決定や行動にどのように関わっているかを分かりやすく解説してくれています。

 

そのなかでの「現状維持バイアス」。他にもいろんな現象はあるんですが、ネタバレになったりめんどくさいことになったら嫌なので、詳しくは書きませんが、興味がある方はぜひ購入してみてください。

 

現状維持バイアスとはその名の通り、現状維持を推奨する偏見。未知なもの未体験なものを受け入れず現状のままでいたいという心理的バイアスです。これが機会費用の軽視という現象と結びつくと完全にはまるのです。機会費用の軽視とは自分が選ばなかった方の選択肢についてあまり考えないことですから、他の可能性を考えず、現状維持でいようとする心理状態がサブスクやソシャゲにはまらせる大きな要因の一つになるわけです。

 

個人的にはこの現状維持バイアスは日常生活でもさまざまな影響を及ぼしていると思います。

 

本書にある例を挙げると、いきつけの飲食店に行くこと、お気に入りのファッションブランドを利用するなど。人は「損失回避」という性質があり、違う飲食店に行って失敗するなどといったリスクを避けがちになります。確かにむやみやたらにいろんな店にはいきたくないですよね。それが大切な人との時間であったらなおさら確実に安心で安全なお店にすると思います笑(条件が違うか笑)

 

あと身近な例で言ったら今話題の都知事。これも現状維持バイアスの影響を受ける人が多いのではと思っています。小池さん以外の出馬者がなかなかの曲者ぞろいですから、新しい風、リスクを嫌うあまり政治について考えない人は多くが小池さんを選ぶんじゃないでしょうか。

 

こうやって自分たちが日ごろ無意識にやっている行動にはちゃんと名前があってそれを利用するビジネスなどが存在するんですね。ちょっと知っておくと得した気分にもなりますし、もしもそういった沼にはまってしまった時も、こういったことを知っておくといざというときに冷静な判断力を発揮して自らを助けてくれるかもしれませんね。

 

 

 

・・・ちなみに自分は無事にアップルミュージックのサブスクを始めてもうすぐ2年が経ちそうです笑サービスも悪くないし、学生だと月500円なのでつい続けちゃうんですよねーー。解約もめんどくさそうだし。まんまとAppleの策略にはまってますわ( ;∀;)